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スープや具材は違っても、囲む楽しさは変わらない!台湾的おうち火鍋レポート

TAIWAN 2020.05.04

編集:深谷千尋

火鍋をご存知でしょうか。

真ん中で仕切られた丸鍋に、赤いスープと白いスープの二種類が入っているのが一般的で、肉や魚、野菜など、好きな具材を煮て食べます。スープに漢方食材が入った薬膳火鍋もあり、美容や健康に良い食べ物として知られています。

もともとは台湾や中国の鍋料理ですが、日本にも中国の火鍋チェーン店が進出しているので、「お店で食べたよ」という方も多いのではないでしょうか。

その火鍋を、台湾の漢方薬局に生まれ育ったDAYLILYのCOO・Eriは、おうちでつくって食べるのだそうです。

火鍋イコールお店で食べるものだと思っていたので、Eriの話を聞いて「火鍋っておうちでつくれるの?!」とびっくり。
おうちでの火鍋のつくり方について教えてほしいとお願いしたところ、2月にEriの友人宅で開かれた送別会兼火鍋パーティーに誘ってくれました。

今回は、その時の火鍋づくりの様子をレポートしますね。

消化を助ける・身体を温める漢方食材たち

この日Eriがまず用意したのは、スープに使う漢方食材のナツメグ、ブラックカルダモン、八角、花椒、陳皮です。どれも消化を助ける漢方食材で、八角と花椒は、身体を温めてくれる力もあります。

写真の上の方に写っている袋状のものは、漢方食材やスパイスが入った台湾料理のだしパック、滷包(ルーバォ)。台湾では、それぞれの漢方薬局が独自のレシピで滷包をつくって販売しているそうで、この日は、Eriの実家の漢方薬局がつくった滷包を使いました。

Eriの実家の漢方薬局がつくる滷包。桂子、桂枝、八角、花椒、小茴(ショウウイ)、山奈、甘草、丁香がブレンドされている。

香りを引き出すスープづくり

漢方食材を準備する傍らでは、Eriの夫の浦瀬さんが、フライパンに牛脂を溶かします。

その量に驚いていると、「日本のお鍋と違って、火鍋はスープを飲んだり、スープでしめの雑炊をつくったりはしないから大丈夫」とのこと。たしかにそうですね。

牛脂が溶けたら、先ほど用意したナツメグ、ブラックカルダモン、八角、花椒、陳皮と、皮をむいたにんにく、そして大量の赤唐辛子を入れて、香りをだします。

この唐辛子は香りを出すためのもので、大量にいれても辛くないのだそうです。

しばらくすると、普段なかなか嗅がないような、漢方食材独特の香りがしてきました。そこへ豆板醬を入れ、さらに火にかけます。

そのお隣では、鍋に滷包のスープがスタンバイ。

そこへ、フライパンの漢方食材を移します。

これでスープが完成です!

自分好みにつくれる!火鍋のもう一つの楽しみ

一方で、Eriは小皿を並べ、何かを始めようとしています。

なんと、火鍋のつけダレをつくるんだそうです。
まずは生卵。卵黄のみを使う人もいるそうですが、Eriは白身も使います。

花椒の辛さが特徴の麻辣醤、魚介ベースの沙茶醤(サーチャージャン)、黒酢、醤油を加えてでき上がりです。

台湾の火鍋屋さんには、日本のファミリーレストランなどにあるサラダバーのようなつけダレバーがあり、様々な調味料や具材が用意されているそう。
自分好みのつけダレをつくれるなんて、なんだか楽しいですね♪

意外な具材も!いざ実食!

さあ、スープとつけダレの準備が整いました。いよいよ火鍋のスタートです!

用意した具材は、豚肉、牛肉、きのこ、野菜など。レタスやほうれん草、カニカマなど、日本のお鍋では使わないような具材や、Eriが台湾で買ったイカの餃子と団子もあります。

鍋の下にあるのがイカの餃子と団子

これらの具材をスープへ入れ、煮えたらつけダレにつけていただきます。日本のお鍋やしゃぶしゃぶと同じですね。

お味はもちろんおいしかったです!

浦瀬さんの言っていた通り、スープは見た目ほど辛くありません。唐辛子よりも、花椒のじんわりとしびれるような辛さを感じました。
そして、煮えた具材からは漢方食材の香りがふわり。Eri特製のつけダレと相性抜群でした♪

辛くて脂っこいものに、酸梅湯

火鍋のお供に飲んだのは、DAYLILYオリジナルの濃縮酸梅湯です。

台湾では、火鍋のように辛くて脂っこいものを食べるときに酸梅湯を飲むのだそうです。
梅のさっぱりとした風味が火鍋にとってもよく合います。

こうして、みんなでわいわい、おうち火鍋を堪能したのでした。

最初は、「火鍋っておうちでつくれるの?!」と驚いていましたが、Eriや浦瀬さんがつくっているところを見て、材料さえ揃えばつくれそうだなあと思うように。ただ、その「揃える」のハードルが高いので、いつか、DAYLILYがオリジナルの滷包や火鍋用の漢方食材セットを販売してくれたらいいなあと勝手に思っています(笑)。
おいしくて身体にも良い火鍋を、おうちで手軽に楽しめたらうれしいですもんね。

そして、スープや具材に違いはあれど、鍋を囲む楽しさは日本でも台湾でも同じなんだなと思いました。

以上、台湾的おうち火鍋レポートでした!

火鍋のお供ににぴったりの濃縮酸梅湯はオンラインストアでもご購入いただけます。ぜひチェックしてくださいね。

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