乾燥・冷えのぼせ・食べ飲み過ぎ…大人の女性の悩みに効く「冬の養生法」
Sisterのみなさん、こんにちは。
国際薬膳師のmikiです。
日に日に寒さが増し、冬も深まってきました。
冬は気温が下がることで「寒邪（かんじゃ）」の影響を受けやすく、乾燥や冷え、巡りが滞りがちです。
特に仕事や家事、ライフステージの変化を抱える大人の女性は、不調を感じやすいもの。
本記事では、冬の代表的なお悩みである「髪・爪・肌の艶と乾燥」「冷えのぼせ」「飲み会やイベントによる疲れ」をテーマに、中医学の知恵を借りた大人の女性のための養生法をご紹介します。
健やかに冬を過ごすヒントを、ぜひ見つけてください✨
髪・爪・肌の艶と乾燥
年齢を重ねるごとに感じる「髪や爪、肌の艶の低下」「乾燥」といった悩みは、冬の深刻な美容のテーマです。
【中医学での捉え方】
これらの現象は、主に体内の「血（けつ）」の不足や、生命エネルギーの根源である「腎（じん）」の機能の衰えとして捉えられます。
また、化粧水をつけても乾燥が気になるといったお肌の悩みも、「血」や「陰液（潤い）」が不足しているサインとして考えられます。
「血」は全身に栄養と潤いを運ぶ役割を担い、髪や爪はその状態を映し出す鏡のような存在です。また、「腎」は成長と老化を司るため、髪の黒さや艶と深く関連するとされています。
〜 今日からできる養生習慣と食養生 〜
「血」と「潤い」、「腎」を消耗させないための養生が大切です。
睡眠を大切に：睡眠は、「血」や「潤い」を補う上で非常に重要な時間です。夜更かしはこれらの物質を消耗させてしまうとされています。
冷え対策を徹底：中医学において、「腎」は寒さを特に嫌うとされます。腎は成長や老化を司るため、冬の寒さから腎を守り、冷やさないことで、体の健やかさの維持をサポートしましょう。
「血」を補う食材：「血」を養うとされるほうれん草、人参、ナツメ、クコの実、ライチ、豚足などを日常の食事に取り入れましょう。
「腎」をサポートする食材：「腎」の働きを支える黒い食材（黒豆、黒ごま、黒きくらげ）もおすすめです。
「白い食材」で潤いを：潤いと関連が深いとされる白い食材（豆腐、白キクラゲ、エノキ、蓮根）もお肌の健やかさをサポートします。
DAYLILYのおすすめアイテムは、「EAT BEAU-TEA~My Favorite Things~」。
女性の健やかな毎日を考え、【ナツメ、龍眼、黒豆】を集めた食べるお茶です。 黒豆茶のような香ばしさと、素材が持つ自然な甘みが特徴です。「台湾甜杏仁茶」と組み合わせも◎
冷えのぼせ（手足は冷たいのに顔だけほてる）
手足は冷たいのに顔だけがほてる「冷えのぼせ」の症状は、特に更年期世代に多いお悩みです。
【中医学での捉え方】
これは、体内の「気血（きけつ）」の流れが滞り熱が上半身にこもりやすくなる「気滞（きたい）」、または体の潤いが不足して起こる「陰虚（いんきょ）」の状態だと捉えられます。
ほてり解消のために、冷たい水や氷を大量に摂取するのは控えましょう。胃腸が冷えると、かえって潤いの生成力が弱まり、冷えのぼせが悪化する可能性があります。水分を摂る際は、適量を、なるべく体温より温かいもので補給しましょう。
〜 今日からできる養生習慣と食養生 〜
「潤いを補う」と「巡りを促す」バランスが大切です。
睡眠：夜ふかしは潤いを消耗し、体をカラカラにしてしまいます。冬は特に、早寝をして潤いを補う大切な時間を確保しましょう。
巡らせる食材：「気」を巡らせるには、ミントや柑橘類、セロリなど、香りを持つ食材を取り入れましょう。「血」を巡らせるには、青梗菜、なす、納豆、黒豆などがおすすめです。
潤いを補う食材：陰（潤い）を補うとされる白キクラゲ、豆腐、鴨肉、山芋、百合根、帆立、牡蠣などを選んで取り入れましょう。
DAYLILYのおすすめアイテムは、すべて食べられる素材【キンモクセイ、桑の実、なつめ】をブレンドした「EAT BEAU-TEA~CIty of stars~」。
桑の実のジューシーさ、ナツメの自然な甘み、キンモクセイの華やかな香りが滞った気を巡らせてくれます。紅茶にトッピングするアレンジもお楽しみいただけます。
飲み会やイベントによる疲れ（暴飲暴食・人付き合い）
何かとイベントが多い冬は、つい食べすぎたり、慣れない人との付き合いで疲労がたまりやすい時期。胃腸が不調になったり、ストレスも溜まりやすくなります。
【中医学での捉え方】
食べすぎや飲みすぎは、飲食物を消化吸収する「脾（ひ）」と「胃（い）」に過度な負担をかけます。もし舌に白い苔がベッタリついていたら、消化しきれていないものが体に溜まっているサインです。
また、精神的なストレスは、感情をコントロールする「肝（かん）」に影響を与え、「気」の流れを滞らせます。
〜 今日からできる養生習慣と食養生 〜
暴飲暴食のケア（脾胃の労り）
胃腸を休ませ、消化の力を取り戻すことが大切です。
消化を助ける食材：消化に良いとされる大根、カブ、オクラ、山査子など、胃腸の働きを助ける食材を意識して取り入れましょう。
胃腸を休ませる：舌をみてノリがベッタリついていたら、胃腸を休ませる時間を設けることが大切です。
人付き合い疲れのケア（肝の養生）
滞った「気」をスムーズに巡らせ、心の緊張を和らげます。
香りでリラックス：リラックス効果があるとされるミント（薄荷）や柑橘類、ジャスミンのお茶などを活用し、穏やかな時間を作りましょう。
巡りのサポート： ストレスで滞った「気」を流すため、軽いストレッチや深呼吸を意識的に取り入れましょう。
DAYLILYのおすすめアイテムは、台湾では火鍋や脂っこいものと一緒に飲まれる定番の飲み物「酸梅湯（サンメイタン）」。
爽やかな酸味が心地よい酸梅湯は、食べすぎてしまった時の救世主として親しまれています。 香りの良いお茶で割ったり、レモンを絞って加えるアレンジレシピもおすすめです。
大人の女性の悩みに寄り添う、無理のない養生習慣を
いかがでしたでしょうか。
大人の女性の悩みに寄り添う「冬の養生法」が、この冬を健やかに過ごすためのヒントになりましたら幸いです。
ぜひ、ご自身のペースで養生習慣を取り入れてみてくださいね。
◎合わせて読みたい◎
・さらに美味しくなって再登場！「台湾式 花椒麻辣火鍋」のつくり方・おすすめ具材・アレンジ方法
・【DAYLILY× MY HONEY】蜂蜜に6つのゴロゴロ素材を漬け込んだ、食べる蜂蜜「EAT HONEY~Golden Lady~」が新登場！
