ギフトラッピングに日本橋らしさを。にじゆら×DAYLILYのオリジナル手ぬぐい
編集:深谷千尋
2019年9月にオープンした、DAYLILY誠品生活日本橋店。
コレド室町テラスという新しい商業施設にあることや、世界が注目する台湾発のライフスタイルショップ「誠品生活」のフロアにあることから、メディアで紹介いただくことも多数。
日々たくさんのSisterがお越しくださり、EriもMoeも日本橋店のSisterたちも、みなさんに台湾の漢方文化を紹介できることをうれしく思っています。
店頭に立つSisterたちは、お越しくださるSisterとお話しできることを楽しみにしています。ご来店の際は、漢方のお話はもちろん、日々のお悩みなどもお聞かせくださいね。
さて、そのDAYLILY日本橋店で、漢方アイテムや台湾を感じられるライフスタイル雑貨に混じって、手ぬぐいが販売されているのをご存知でしょうか。

この手ぬぐいは、DAYLILYオリジナル。
「ギフトボックスをご購入くださったSisterに、日本橋らしいラッピングを楽しんでほしい」との思いから、同じく誠品生活フロアにお店を持つ手ぬぐいのブランド「にじゆら」とコラボレーションしてつくりました。
職人さんによる「注染」

にじゆらは、大阪府堺市の染め工場が届ける手ぬぐいのブランド。日本橋店の店内には、様々な図柄の手ぬぐいが並びます。 これらは全て、職人さんが「注染(ちゅうせん)」という技法で染めたもの。
染料を染み込ませたくない部分にのりをつけたら、色分けのための土手をのりでつくり、そこへ染料を注いでいきます。

生地の上に型紙を置き、のりを塗ります。

型紙を上げたところ。のりが塗られている茶色の部分には、染料が染み込みません。

余計なところへ染料が流れないようのりで土手をつくり、染料を注ぎます。
こうして染められた手ぬぐいは、布の表面に図柄をプリントする捺染と違って生地の目がふさがれません。
そのため、通気性・吸水性・速乾性に優れるのだそう。乾きが早いと雑菌が増えにくく、衛生的に使えるのがうれしいですね。
和漢植物がモチーフ!華やかな図柄

にじゆらの職人さんが注染技法で染めるDAYLILYの手ぬぐい。その図柄のベースになったのは、EriのいとこでイラストレーターのChochoが描いた、Uplift Herbal syrup 暖活薑棗飲のパッケージ用イラストです。

Uplift Herbal syrupのパッケージ初期案
モチーフとなったのは、同アイテムに使われている和漢植物の杜仲葉(とちゅうよう)、黒棗(こくそう)、佛手柑(ぶっしゅかん)。クラシカルな雰囲気でかわいいですよね♪
もともと、DAYLILYはEriの大学院での研究テーマだったのですが、Chochoはその頃からイラストを提供しているため、DAYLILYへの理解が深く、素敵なイラストを描いてくれます。

いつも明るく元気なChocho♪
このイラストをもとに、アートディレクターの河ノが手ぬぐいのデザインに取りかかります。
その際河ノは、上野にある「にじゆら染めこうば店」を訪れて注染を体験。「ステンシルと水彩画を組み合わせたような表現技法だなあ」と感じたそうです。

河ノが注染体験で染めたもの
Chochoのイラストを用いた最初のデザイン案は、注染では再現できない部分もありました。
でも、実際に注染を体験したことで、「できないこと/頑張ったらできること」のボーダーの上での職人さんとの押し引きが可能になり、よりベストに近い落としどころを見つけることができたと河ノは振り返ります。
DAYLILYらしく、日本橋らしさを
まだコレド室町テラスのオープンから間もないころ、にじゆらの店長高市さんは、「DAYLILYで購入したギフトボックスをにじゆらの手ぬぐいでラッピングしたいというお客さまが、これまでに何人もいらしたよ」とEriに教えてくれました。

にじゆら日本橋店注染インストラクターの小島さん。にじゆらでは、購入した手ぬぐいでギフトラッピングをしてもらえます。もちろん中身は他店のアイテムで大丈夫!
「日本橋は、東京の今と歴史や文化が交差する街。そこで選ぶギフトに手ぬぐいでラッピングをするのはとても日本橋っぽい。DAYLILYのアイテムをギフトに選んでくれるSisterもたくさんいるし、オリジナルの手ぬぐいがあれば、DAYLILYらしく、日本橋らしいラッピングを楽しんでもらえるかもしれない」
そんなEriの思いから生まれたDAYLILYのオリジナル手ぬぐいは、メインカラーが赤。誕生日や母の日、クリスマスはもちろん、慶事やお正月などおめでたい時のギフトにもぴったりの華やかさです。

DAYLILYのアイテムとギフトボックス、オリジナル手ぬぐいをご購入いただくと、その手ぬぐいでラッピングをしてお渡しします。ぜひSisterにお声がけくださいね。
贈るときに伝えたい、手ぬぐいのこと
ラッピングの役目を終えた手ぬぐいは、もちろん普段の生活でも使えます。
例えばハンカチとして。手をふくだけでなく、日差しの強い日には、日よけとして被ったり首に巻いたりすることもできます。
また例えば、バスタオルのかわりに。にじゆらの手ぬぐいは、良質な浴衣にも用いられる生地を使用していて、肌あたりも良いのです。
食器をふくのに使うのもいいですね。切りっぱなしになっている手ぬぐいは速乾性に優れ、衛生的に使えます。

お手入れは、他のものと一緒にせず単独で洗うなどの注意は必要ですが、難しいことはありません。
汚れがひどくなければ、水につけてやさしく押し洗いし、形を整えてすぐに陰干しを。色落ちの原因になりますので、お湯で洗ったり、つけ置き洗いをしたりするのはおすすめしません。
洗剤を使って洗いたい場合は、一般的な洗濯洗剤(合成洗剤)ではなく、洗濯用石けんで洗ってくださいね。
また、切りっぱなしになっている部分がほつれてきた際は、よこ糸だけを切ってあげると、よりほつれにくくなります。たて糸がフリンジのように残るイメージです。


贈る相手にとって手ぬぐいが身近でない場合、使い方やお手入れ方法を教えてあげられたら、さらによろこんでもらえるんじゃないかと思います。
Sisterに楽しんでもらいたい!
DAYLILYオリジナル手ぬぐいでのラッピングは、現在、大丸梅田店でも行っています。台北旗艦店での取り扱いはありませんのでご了承ください。
DAYLILYのアイテムを大切な方へのギフトとして選んでくださるSisterに、手ぬぐいラッピングを楽しんでもらえますように!もちろん、手ぬぐいのみをお求めいただくのもうれしいです♪
誠品生活日本橋店、大丸梅田店にお越しの際は、ぜひ手ぬぐいをお手に取ってみてくださいね。
