【DAYLILY Talk 01】DAYLILYが生まれるまで 最終回
編集:深谷千尋
DAYLILY代表小林百絵と、アートディレクターの河ノ剛史によるトークイベントを編集ダイジェスト版でお届けする連載、最終回です。
参加者からの「三人のモチベーションは?」という質問に、二人はなんと答えるのか。また、最後に小林が、DAYLILYの今後の展望を語ります。
【DAYLILY Talk 01】DAYLILYが生まれるまで 第1回
【DAYLILY Talk 01】DAYLILYが生まれるまで 第2回
【DAYLILY Talk 01】DAYLILYが生まれるまで 第3回
【DAYLILY Talk 01】DAYLILYが生まれるまで 第4回
幸せを感じたこと
参加者
思いを共有し合って強いブランドに成長させていく時に、三人のモチベーションはどんなところにあるんでしょうか。
小林
ありがとうございます。
わたしはお客さまからの反応をいただいた時ですね。店頭で直接お客さまと接していて、DAYLILYと出会ってちょっとハッピーになったとか、気持ちが上向いたとか、そういったお話を聞いた時にモチベーションをいただけるなあと感じます。これがわたしのやりたかったことだなあというか、こういう方々に届けたかったんだなあと。
小林
河ノさんはどんな時ですか?
河ノ
わたしももちろん、商品を手に取ってもらって、よろこんでもらって、DAYLILYのデザインいいねって言ってもらえることはうれしいです。
あとはやっぱり、もえさんやえりちゃん、そしてお客さまを含めDAYLILYに関わってくださる女性たちが、DAYLILYを使ってそれぞれがしたいこと、自分一人ではできないことをする。そういう場をつくることが、わたしにとっては価値があることで、モチベーションです。
小林
日本でお店をつくった時にスタッフの方を募集したんですけど、とても素敵な方々が集まってくださって。「DAYLILYの魅力をちゃんと知ってくださった方がこんなにいたんだ!」と思い、モチベーションというか、すごく幸せな気もちになりました。こういった方々をどんどん増やしていきたいというか、ご一緒していきたいというか……なんか、すごく幸せでしたね(笑)。
河ノ
みなさん、とてもいい方で。
小林
いい方ばかりなんです。
一生をサポートできるブランドへ
河ノ
最後に、今後の展望をちょろっと聞きたいなと。
小林
今は、例えば生理のような、女性に関するごく一部の事象に対して商品をお届けしていますが、先ほどお話ししたように、将来的には女性のあらゆるライフステージをサポートできるブランドになりたいと考えています。
小林
日々刻々と変化する女性の体の、それぞれの瞬間、その時にあってほしいものがDAYLILYにあるような状況をつくっていく。その結果として、DAYLILYは女性の一生をトータルでサポートできるブランドになる。
出店することも、サブスクリプションを取り入れることなどのあらゆる事業展開も、女性の一生をサポートする、そのためにやっていきたいと思っています。
河ノ
ライフステージの変化については、今後、我々三人が向き合うことになるんですよね。そうなった時に何が必要かっていうことを考えていけたらなって思います。
小林
そうですね。
皆さま、本日はどうもありがとうございました。
以上で、DAYLILY初のトークイベント「DAYLILYが生まれるまで」の編集ダイジェスト版連載を終わります。
これまでただ「おしゃれだな、かわいいな」と思っていたDAYLILYのデザイン。今回、その背景にある小林や河ノの思いを聞き、「そこまでわたしたち女性のことを思い、考えてくれてたの?!」と、驚くと同時にとてもうれしくなりました。
小林はよく「女の子は、頼れるものがあることでより強くなれる」と言っています。DAYLILYは、その「頼れるもの」でありたいと。
心身の不調を感じた時、頼る先は何らかの商品かもしれません。けれど、そこで本当に頼りにしているのは、商品の後ろにある優しさや思いやり、それらがくれる安心感なんだなあ。会場で小林と河ノの話を聞きながら、わたしはそう思いました。
この先も、より多くのSisterたちと一緒にDAYLILYをつくり、たのしめることを願っています。
当日会場へお越しくださった皆さま、連載を読んでくださった皆さま、ありがとうございました!