Moon Ritual Set #06

毎月やってくる「生理」という現象。それは、誰かにとっては辛いことだったり、気分が落ち込んだりと、身体だけでなく心も揺らぐ、そんな繊細な時間。一方で、生理は毎月の「自分の心身と向き合う時間」みたいなもので、きちんと心と身体に寄り添えば、それは自分だけの特別な時間にすることもできるのかもしれない。

毎月来る「この日が」自分の心身とのいい関係を作る時間となるように、そんな願いをこめて、「Moon Ritual Set」の３種類のDAYLILYアイテムと合わせて、あなたに寄り添うちょっとしたワークを毎月、お届けしていきます。ワークは「Ceremony」「Practice」「Explore」の3つのパートに分かれています。3ヶ月ごとのサイクルで心と身体をゆっくり整えられるように設計しました。

「Ceremony」は自分自身の身体と心に寄り添うはじまりとして、音声ガイダンスをもとに、メディテーション（瞑想）を行います。「Practice」は、月経期間の過ごし方を台湾の習慣や漢方の教えなどから学ぶことができ、日常の中で実践していきます。「Explore」は、自分の身体に起こっている現象に対して、興味を持って見つめていき、それをジャーナリングしていきます。

あまり難しく考えず、ぜひ自分のペースで１ヶ月の好きな時に、何度でもこのページにもどってきて生活にとり入れてみてくださいね。もし、使い方のイメージがわかない時は、Sister NatumiちゃんのMoon Ritual Setとの１日の過ごし方動画もみてみてください。>> Movie

【今月のテーマ】
Hug With You
抱きしめていく

今月は「Hug with you」をテーマにワークを作りました。あまり難しく考えず、自分の身体といつもより丁寧に対話してみて欲しいと思っています。それでは、はじめていきましょう。

Ceremony

瞑想の時間は日常の雑念から少し距離を置いて、正解を探すのではなく、自分にとっての心地よさや心と体をときほぐす感覚を大切にしてみてください。今回の瞑想では、心と体の声を聴きながら、ありのままの自分に寄り添っていきましょう。

〈所要時間〉10〜15分

〈手順〉
一人になれる場所を見つけたら、まずは3回深呼吸。この瞑想では、どんな感情や感覚を感じたとしても、否定せずに受け止め、ありのままの自分を抱きしめていく練習をしていきます。

あなたの感覚を頼りに、心と体がリラックスする姿勢を取ります。手をお腹に当ててみたり、首元をおおってみたり、手をクロスさせて両肩を抱えるようにしてみたり。自分にとって安心安全、リラックスする姿勢を目を閉じながら探っていきましょう。その姿勢のまま、ゆっくりと呼吸を続けていきます。考えや思いが浮かんでも、再び呼吸に意識を戻して、心と体に愛を送るイメージで優しく寄り添います。

どんな時も自分にとって安心する環境を作り出すことは、癒しと成長へむけたステップの大きな一歩です。心と体、内側と外側、両方の面から自分自身を受け止めて、抱きしめるように瞑想してみましょう。

〈 Ceremonyの声の主〉
Marinaさん
広島県尾道を拠点に、植物療法をはじめ、女性の身体や子宮に寄り添うワークやパーソナルカウンセリングを自らのコミュニティ「GRRRDEN」で行う。

音声はこちら👇のボタンから再生できます。

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〈ジャーナリングのヒント〉
セレモニーが終わったらノートと筆記用具を用意してジャーナルしてみましょう。自分にとって安心感を感じるポーズはどのようなものでしたか？そのポーズから連想される思い出やエピソードを書き出してみましょう。自分を受け入れ、抱きしめることはあなたにとってどのように感じ、どのようなものでしょうか？

Practice
「漢方とツボ」

漢方の生活養生法の一つに「ツボ療法」があります。経絡の流れに沿って内蔵や全身の陰陽バランスを整え、気の流れを調節して自然治癒力を高める自然療法です。経絡とは気血の通り道で、経絡上にある反応点を経穴（ツボ）といいます。

【ツボのおし方】
お風呂上がりや瞑想後などリラックスした時などに行うのがおすすめです。ツボを3〜5秒押してゆっくり離すを4、5回ずつ繰り返します。

● 生理痛があるときに

太ももの内側、膝から指3本分上にあるくぼみをおします。血の滞りを解消し、血液の循環をよくしてくれるツボです。生理痛、生理不順、冷え、腰痛など、女性特有のいろいろな症状に効果があります。

● 季節の変わり目に

頭頂部のほぼ中央、両耳の上端を結ぶ線と眉間の中央から延ばした線が交わる点をおします。身体が疲れやすく、何かと不調が出やすい季節の変わり目には、体中の気の流れが合流する頭頂部にあるこのツボを押してみましょう。全身の倦怠感がとれ、頭痛、めまい、耳鳴りなどにもよいとされます。

● ストレスを感じたときに

手のひら側の手首から指3本分ひじの方に進んだところで、2本の筋の間のくぼみにあるツボをおします。特に消化器系の症状を和らげるのに有効なツボです。精神的なストレスによる消化器系のトラブルにも効果が期待できます。

Explore
「体から心を癒していく」

昔から日本では「心身一如」という言葉があるように、心と体は繋がっていると考えられてきました。現代のホリスティックな在り方のヒントの一つに、身体性に根ざした心理学というものがあります。日常の中で実際の体験や実践を重視しながら、実際に体をベースにアプローチをすることで、自然と心も整っていくという心身統合を目指しているのがソマティック心理学/身体心理学です。

昔の民間療法や植物を通したセルフケアの在り方を振り返ってみると、頭ではなく体を基本として整えていく方法が多いことにも気づきます。知識を学んだり、思考することは大切なことではありますが、現代社会では体を置き去りにしてしまうことが多く、実際の体験と知識がチグハグになってしまってるのが現状です。

今回の瞑想では、自分にとって安心安全な姿勢やポーズを見つけてみるということをテーマに取り上げました。自分の体が求めている声に耳を傾け、リラックスできる状況を自ら作り出していくということも、これまでの傷を癒したり、いつの間にか置き去りにしてしまった私たち自身の心と体の声に耳を傾けて、寄り添っていくための一つの方法です。

「体は記憶する」という言葉があるように、頭では解決したと思っていることでも、体は癒しや休息を求めていることも多々あります。子宮にまつわる事柄は特に繊細に記憶されます。繊細に感じるからといって怖がらなくても大丈夫。呼吸を整えたり、体に触れて手当てをしたり、食事や睡眠など日頃の小さな心がけから、自分で自分の体を癒していくことができるのです。

今月の生理期間に観たい映画📽

『（500）日のサマー』

わたしは自由で奔放な女性がでてくる映画が大好きで、そのきっかけをつくってくれた映画がこの映画でした。恋愛は一見、世の中の決まりがありそうだけれど、そんなのはクソくらい、恋愛もクソくらい、わたしは自由でいたい！そんな映画です。出てくるお洋服も彼女自身を表したものが多くてとってもプリティーで何度も見返してしまいます。

今月の生理期間に聴きたい音楽🎧

『Good news』Mac Miller

サイケな映像に最初はびっくりしてしまうかもしれないけれど、音楽がとってもやさしく、それに沿って映像もとても心地よくなっていきます。マックミラー自身の気分のむら（いい時もあまりよくない時も）を表したようなこの曲は、生理期間にもぴったりなように思います。あなたにも「good news」が訪れますように。