Moon Ritual Set #08

毎月やってくる「生理」という現象。それは、誰かにとっては辛いことだったり、気分が落ち込んだりと、身体だけでなく心も揺らぐ、そんな繊細な時間。一方で、生理は毎月の「自分の心身と向き合う時間」みたいなもので、きちんと心と身体に寄り添えば、それは自分だけの特別な時間にすることもできるのかもしれない。

毎月来る「この日が」自分の心身とのいい関係を作る時間となるように、そんな願いをこめて、「Moon Ritual Set」の３種類のDAYLILYアイテムと合わせて、あなたに寄り添うちょっとしたワークを毎月、お届けしていきます。ワークは「Ceremony」「Practice」「Explore」の3つのパートに分かれています。3ヶ月ごとのサイクルで心と身体をゆっくり整えられるように設計しました。

「Ceremony」は自分自身の身体と心に寄り添うはじまりとして、音声ガイダンスをもとに、メディテーション（瞑想）を行います。「Practice」は、月経期間の過ごし方を台湾の習慣や漢方の教えなどから学ぶことができ、日常の中で実践していきます。「Explore」は、自分の身体に起こっている現象に対して、興味を持って見つめていき、それをジャーナリングしていきます。

あまり難しく考えず、ぜひ自分のペースで１ヶ月の好きな時に、何度でもこのページにもどってきて生活にとり入れてみてくださいね。もし、使い方のイメージがわかない時は、Sister NatumiちゃんのMoon Ritual Setとの１日の過ごし方動画もみてみてください。>> Movie

【今月のテーマ】
Hold Your Space
スペースをつくる

今月は「Hold your space」をテーマにワークを作りました。あまり難しく考えず、自分の身体といつもより丁寧に対話してみて欲しいと思っています。それでは今月もはじめていきましょう。

Ceremony

心と体を通して、新しい可能性の扉を開いていくように、自分自身の中に余白と空間を作っていきます。自分にとっての身体的・心理的な空間を呼吸と共に感じとりながら、忙しい日々の中で感じている疲れやストレスを和らげ、心身を落ち着かせて、可能性に向かって開いていきましょう。

〈所要時間〉10〜15分

〈手順〉
一人になれる場所を見つけて、心と体がリラックスする姿勢を取ったら、まずは3回深呼吸。呼吸を整えたら体の感覚に意識を向けて、緊張していたり、不安に感じている部分に気づいたら、動かしてみたり、和らいでいくようにイメージをして、呼吸とともにリリースしていきましょう。

心と体が落ち着いてきたら、左手を胸に、右手を子宮に当てて呼吸をしていきます。詰まりを感じたら、吐く息とともに外へ流し、吸う息とともに今度はどこまでも広がる可能性を取り込むような感覚で呼吸を続けて、自分の中に可能性を作り出すスペースを作っていきましょう。

そこで今は何も起きなくても、ヒントや答えが見つからなくても大丈夫。ただ、心と体が安心してリラックスして、新しい呼吸を取り入れる準備ができていることを確かめながら、ハートと子宮の間に流れるフローを感じてみましょう。

〈 Ceremonyの声の主〉
Marinaさん
広島県尾道を拠点に、植物療法をはじめ、女性の身体や子宮に寄り添うワークやパーソナルカウンセリングを自らのコミュニティ「GRRRDEN」で行う。

音声はこちら👇のボタンから再生できます。

〈ジャーナリングのヒント〉
セレモニーが終わったらノートと筆記用具を用意してジャーナルしてみましょう。体の中にどんな緊張や詰まりの感覚がありましたか？ハートと子宮の間に流れるフローはどのように感じましたか？

Practice
「脈診」

東洋医学において脈診は、病気や臓器機能の状態を判断するために古くから使われてきた診察方法の一つ。波打つ速度や形状などを元に身体の状態を把握するこの技術は、長年の実践が必要とされてきました。今回は、自分自身で脈を感じ取ることで自分のリズムを知り、セルフケアに取り入れられる簡単な脈診の方法をお伝えします。

【手順】
①まず左手の手のひらを上に向け、手首の骨の指一本分下のあたりに右手の人差し指・中指・薬指を優しく置きます。（この時、強く押しすぎないのがポイント）

②それぞれの指の感覚を感じていきましょう。

どの指に一番主張（波打つ速さや強さなど）を感じますか？

・人差し指の脈を強く感じる時‥忙しく神経が疲労している状態
セルフケのポイント→深呼吸したり、体を温めたりすることを心がけましょう

・中指の脈を強く感じる時‥怒りっぽく胃腸が弱い状態
セルフケのポイント→ゆっくりする時間を作ったり、カフェインやアルコールを控える

・薬指の脈を強く感じる時‥重たく沈みがちな状態
セルフケのポイント→重たい食事を摂りすぎず、こまめな運動を取り入れて